前歯部の歯並び(前歯のガタガタと八重歯)を矯正治療にて治療した症例

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前歯部の歯並び(前歯のガタガタと八重歯)を矯正治療にて治療した症例

前歯部の歯並び(前歯のガタガタと八重歯)を矯正治療にて治療した症例図1矯正術前.JPG

患者さまは前歯の歯並びが気になるとのことで来院されました。実際のお口の中を確認すると、前歯部の叢生(前歯のガタガタ)や上顎犬歯の唇側転移(八重歯)を認めました。さらに奥歯も一部噛んでいない部分があり問題がありました。

図2矯正術前口元.jpg

口元の写真です。八重歯が出てるように見え、お口元とのバランスも取れていませんでした。

矯正治療では、歯を削ることなく見た目および適切な噛み合わせを作ることができます。また今回のように唇側転移している歯を削ってクラウン(被せ物)によって歯並びを修正すると、削る量が大きくなってしまい神経をとる場合もあります。さらに歯肉退縮しているような長い歯のクラウンになってしまいます。患者さまは歯をあまり削らず、見た目と噛み合わせの両方をきちんと治療したいと希望されたため、全体的な矯正治療で対応することとしました。

図3矯正中ブラケット.JPG

矯正治療開始時の写真。当院のワイヤー矯正では目立たない透明のブラケット(歯に接着させる矯正装置)を使用します。

図4矯正術後.JPG

矯正治療終了時の写真です(治療期間1年7ヶ月)。今回は歯を削ることなく、前歯および奥歯の歯並びを改善することができました。

図5矯正術後口元.JPG

矯正治療終了時の口元のお写真です。口元とも調和している歯並びに改善することができました。

今回は前歯部の歯並びを全顎的な矯正治療にて治療させていただきました。今回のような重度の叢生を歯を削りクラウンで歯並びの治療すると、大きく歯を削ることになり、抜髄処置(歯の神経を抜く処置)などが必要になる場合があります。抜髄処置を行うと歯の寿命が下がる可能性があるので、できるだけ歯を削らない矯正治療は、患者さまのお体にも優しい治療と言えます。

矯正治療のメリット

①歯を削ることなく歯並びを改善できる。

②全体的に正しい噛み合わせを作ることが可能である。

③虫歯や歯周病のリスクを下げることが可能である。

④お口元のイメージが大幅に変わる。

⑤歯磨きが行いやすくなる。

⑥歯の寿命を伸ばす可能性がある。

矯正治療のデメリット

①治療期間が比較的長期間になる。

②矯正装置の不快感ある。

当院ではワイヤー矯正の他にも目立たない薄くて透明なマウスピース矯正(インビザライン)も行っております。

*歯並び(正常咬合、上顎前突(出っ歯)、反対咬合(受け口)、開咬(噛んでいない))について

歯並びが悪いと歯の寿命にも関わると言われています。

厚生労働省と日本医師会が提唱した「8020(マチマルニマル)運動」というものがあります。これは「80歳になって20本以上の歯を残そう」という運動です。現在8020運動の達成者は51.2%と報告されています。さらにこの8020運動の詳細を調べたデータもあります。
このデータによると「正常咬合」の場合は達成率84.6%、「上顎前突(出っ歯)」の場合は達成率15.4%、「反対咬合(受け口)」の場合は達成率が0%、「開咬(噛んでいない)」の場合は達成率が0%という結果が出ております。
つまり噛み合わせが悪いと将来的に歯の寿命が下がる可能性を示唆しています。
歯並びをキレイにすることは審美的な状態にするだけでなく、生涯長くにわたりご自身の歯を使ってお食事を召し上がれる可能性が高くなります。

歯並びで気になっていらっしゃる方はお気軽に当院までご連絡ください。

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